真摯に全力で取り組む姿は、凛として宝石のように美しい

9/15(土)

ジュニアⅡ&Ⅲクラス

元々少ないクラスですから、欠席もあって更に寂しい感じ。
先頭集団のこの子らはおとなしい子たちのみ。

人はいつもハイテンションではいられない。
そんな日もザラにあります。
バレエは気が長くないといけない。

しかし、ハイテンションで張り切っている人とは、熱し易く冷め易い。何かあると一瞬で萎む傾向にあるから、むしろテンション低いくらいが長続きしていいかもしれませんよ。

 

そんな中、Sちゃんは快快快調でした!
他の人がいる時に快調には ならないので珍しい出来事でした。


ど、ど、どこのバレリーナさん?!コンクールの子か?!と思いました。

 

現代では、腐るほど、星の数ほどコンクールが開催されており、ピンからキリまでレベルは様々。発表会のような、遠足気分のようなコンクールもあります。

 

私が思うコンクールに出ている人の姿をしていたSちゃん。気合、気持ち、集中力、取り組み具合。
すると当然よく出来る。今の実力の全力のレッスン。素晴らしい!今の満点!毎回がこんな姿であれば、本当にコンクールの世界で結果を出せるでしょう!

昨日今日、出来た出来ないではなく、上辺の上手い下手ではなく、真摯に取り組む姿を私は欲しています。そこに実力は積み上がるのですから。必ず。

真摯に。一生懸命、精いっぱい。
凛とした宝石のような姿を見せてくれたSちゃん。

 

そんなSちゃんですが、つい先日はイマイチやる気なかったんです。自覚はないのでしょうけれどね…。
普段出来ている事もサッパリ忘れて、やらず、出来ずだったので、一人だけ初歩をずぅっと練習させました。

それが効いたのか、偶々かもしれませんが、最高値を出して来たって感じでした。

他の人がいると気が散ってしまっている事がほとんどで、実力をなかなか発揮しない子。でも偶にあるんです。やろうと思えば、こんっっっなにも出来るのかぁっ!!とビックリする日が。そのふり幅が物凄く大きい。

やろうと思えばそれだけ出来るんだからっと、やらない日には私もその分手厳しくなるんですよねぇ。

幼児期はバレエが嫌で全然レッスンしない子でゴネまくっていた。座り込んで泣いて固まっていた。けれども段々やるようになって……「バレエ好き~中学生…大学生になっても、ずっとやる~」と言ってくれるようになって……
そうは言っていても、辞めかけたことも何度かありました。それでも続けてきてくれた。
お母さまとご家族の根気強さと心大きくいて下さったお蔭。
だからこそ、最大限の実力と可能性を観て頂きたいんですよね。