かわいい生徒たち④

 3/31(日)

ジュニアⅢクラス

シンドイ事も黙ってやる子ら。おとなしい子らです。
不器用ですが、バーレッスンでは、だいぶサッサとやれ、形もキレイになってきました。

 

今の取り組んでいる振付はオモシロ楽しくルンルンです。より一層 張り切っています。
私もとても気に入っています。
振付は終わりました。


1月からやっている難しい踊り、今日こそはしっかりやろう!と言っていましたが、たっぷりは出来ませんでした。

でも、先週は久々にやり、思いの外良くなっていたのでちょっと安心していたのです。これから前進だぁ~と。ですが、1週間経って、一人以外はガタ落ちしていました。ガックリです。
まぁ…この子ら…順調に進まないとは知っては いますがぁ…。

いっぱい踊らせたい。練習させたい。でも、話しました。

「明日 発表会だったらどうするの?」
キョトンとする子ら。

「お友だちに見に来てもらうの?」
当然に、来てもらわない。ということは全員一致の様子。

(分かっちゃいるが)何故か尋ねても、いつものモジモジだんまり。なかなかなかなか返答をしません。

一人が「恥ずかしい」と口火を切ると、他の子が「こけたり失敗するのを見られたくない」(初めから失敗する心の準備があるのはいいのか、悪いのか…)

「自分は うまいと思う?」と尋ねると、皆 首を振る。

「上手くない踊り、知らない人には見られいいん?」
「うん」と即答する子ら。

「下手クソな踊りを見せつけるん?」(私は下手をあえて下品に下手クソと言うようにしています)

「誰も拍手しいひんで。お友だちやったら、めちゃ上手くなくても一応、拍手してくれるやろうけど、知らん人が知らん子に下手クソな踊りを見せつけられて、何で拍手するん? するわけないやろっ。 踊り終わってお辞儀しても、だーれも拍手なんかしなくてシーンとしてるわ。その前に、おトイレタイムにみーんな出て行って誰も見てないんちゃう」

子ら、ちーん。

 

「バレエって、人に見てもらうモンやで」
「お客様に凄いなぁ!キレイなぁ!と喜んでもらうモンやで」

「お友だちに見に来て!って言えるように、凄いなぁ!って言ってもらえるようになったらいいんちゃうの?!」
「一生懸命、一つ一つ丁寧に練習しなさいー」


「自分がお衣裳着て、メイクして嬉しい、踊って楽しいは、ベビーちゃんやで」

「お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、お衣裳着て動いてる~って喜んでくれるのはベビーちゃんまでやで」(イマドキそれも難しいんですけどね!)

「せっかくレッスン行かせて、発表会に出してやってるのに、そんなんやったら、もうやめちゃえ!って言われちゃうで」

子ら、ちーん…。

 

その後、緊張の面持ちで踊りました。
不真面目にしているわけではありませんが、でも技術と形の乱れを直すには、まだまだまだまだです。各自、指摘アドバイスを与えました。

 

居残りの子には、その後も更に雷も落ち、涙が…。

子供は、嬉しい楽しいと、ヘラヘラしてしまったり、おちゃらけたり するものです。
恥ずかしくて、しっかり堂々と やれなかったりも。

でも、やらなきゃいけないんだ。やれるようになるように、時には気合入れもしています。

やればやる程…。やりたいと思っている人には更に上を目指してもらわなくてはいけませんからね…。

だからですよ。